理事長挨拶
理事長挨拶
このたび、伊東学前理事長の後任として、日本側彎症学会第3代理事長を拝命いたしました信州大学医学部運動機能学教室(整形外科)の髙橋淳と申します。当学会は、脊柱側弯症ならびにさまざまな脊柱変形の成因、病態、治療および予防についての医学的研究を促進することを目的としております。
日本側彎症学会は1968年に山田憲吾会長のもとで第1回研究会が開催され、半世紀を超える歴史と伝統のある学会です。当初は日本整形外科学会の側弯症研究会として発足し、1994年には現在の日本側彎症学会と名称変更をしています。2019年2月7日から法人に移行し、「一般社団法人 日本側彎症学会」となりました。初代理事長には、松本守雄慶応大学整形外科教授が就任され、小児から高齢者までの多彩な脊柱変形を研究・診療する学術団体となり、国際学会との連携を深めながら、大きな発展を遂げました。2020年11月より伊東学国立病院機構北海道医療センター院長が第2代理事長に就任され、強いリーダーシップの下、検診の整備に向けた取り組み、国際化・国内多施設研究の推進などさらなる発展を遂げました。2024年11月より私が第3代理事長を拝命し、学会のさらなる発展のために、また、側弯症をはじめとする脊柱変形を患う日本中の患者様を安全に治療できるように、理事・監事・評議員・会員の皆様と力を合わせて誠心誠意運営してまいります。
本学会の会員数は2024年10月1日時点で741名となり、毎年多くの新入会員が入会されています。小児から高齢者までの全年齢にわたる脊柱変形を患う多くの患者様が抱く、よりよい医療に対する期待が、日々進歩を続ける脊柱変形の診療技術を扱う本学会に若い先生方を惹きつける原動力になっているのだと思います。今後、本学会のさらなる発展が期待されています。
本学会のミッションは次の4つを掲げています。
1.チームで挑む側弯症診療
2.自分が患者だったら、自分の家族が患者だったら行いたい治療を提供できる医師の育成
3.脊柱変形の新知見を追及し世界に発信
4.海外の研究者との交流を深め、国際的な活動の推進
どうぞ皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本側彎症学会 理事長
髙橋 淳(信州大学医学部運動機能学教室 教授)
理事長プロフィール
1985年 | 長野県立松本深志高校卒業 |
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1992年 | 滋賀医科大学医学部卒業 |
1992年 | 信州大学整形外科入局 |
1998年 | 信州大学整形外科医員 |
2002年 | 信州大学整形外科助手 |
2007年 | 信州大学医学部附属病院整形外科講師 |
2008年 | Pediatric Orthopedic and Scoliosis Center, Rady Children’s Hospital, San Diego (Professor Peter O. Newton) 留学 |
2009年 | 信州大学医学部附属病院整形外科講師 |
2017年 | 信州大学運動機能学教室准教授 |
2020年 | 信州大学運動機能学教室教授 |
2023年 | 病院長補佐(国際化・倫理担当) |